定休日:水曜、第2・第4木曜
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お盆の際にご先祖様をお迎えして祀る棚を
精霊棚(しょうりょうだな)または、単に盆棚(ぼんだな)と言います。
ご先祖様をお迎えするために、お位牌を仏壇からこの棚の上段に移して祀ります。
盆棚には、行灯や仏前灯などの灯りと、
盆花、生花やお菓子・果物・故人の好物などの供物を供えます。
盆棚の前には経机を用意して、お線香を焚く香炉、ローソク立てなどを置きます。
盆棚をご用意できない場合は、コタツなどのローテーブルで代用します。
住宅事情などで、どうしても盆棚のスペースをとれない場合は、
お仏壇の経机を利用しても構いません。
※お盆は、日常のお仏壇で行う供養とは違う特別なものですので、
きちんと盆棚をご用意いただくことをお勧めします。
盆棚を祀った後は、ご住職にお経をいただきます。
盆棚の手前でいただくお経のことを、一般的に棚経と呼びます。
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亡くなられてから最初に迎えるお盆を
新盆(にいぼん、あらぼん)・初盆(はつぼん、ういぼん)と言います。
忌明けがお盆中になる場合は、翌年のお盆が新盆・初盆となります。
新盆・初盆には、真っ白な白提灯を使用します。
白提灯は、最初のお盆に先祖の霊が迷わず戻れるようにとお飾りするものです。
いわば目印のようなもので、親族の方が少なくとも一つは用意します。
白提灯にも様々な種類がありますが、味気ない真っ白なものより、
紋天(透かし柄)入りですと豪華で見栄えがします。
色柄の盆提灯は親戚・兄弟などから頂くのが一般的ですが、
お身内で気に入ったものを用意しても結構です。
提灯は主に軒先(門、玄関など)に吊します。
さらに盆棚の脇に吊すと豪華になります。
提灯の中にはローソクを刺し、火をつけますが、
最近は火災防止の観点からLEDローソク付きのものに人気があります。
ちょうちんの輪の材質も安価な段ボール製や高級感のある天然木製など
様々なものがありますが、有名な日本の伝統工芸品「岐阜提灯」がお勧めです。
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