仏壇の買い方について　
＜仏壇を購入する時のポイント＞

家に先祖を祀った仏壇がある、という方はいるかと思いますが、最近では自宅に仏壇がないという人がとても増えています。
都市部で、実家から離れ両親と別々に住んでいるという方が増えたためでしょうか。
仏壇とはこういうものである、ということもあまり知らないままに生活されている方も多いのではないでしょうか。


仏壇は仏様やご本尊を祀るもので、いわば家の中のお寺、というような存在であるものです。
ですから暗いイメージを持ってしまいがちな仏壇ですが、亡くなった方に手を合わせるだけの場所ではなく、仏壇の前で結婚式を挙げる方もいますし、人生の節目を仏壇の前で報告する方も多いのです。
「死」というものだけではなく昔から日本人の生活の一部、精神的な支えであった大切なものだと思います。
そして仏壇そのものも先祖代々受け継がれてきたものなのです。

でも、これから初めて仏壇を購入するというような人にとっては何をどうしていいのか分からない、という人が多いかもしれません。

亡くなった家族のために仏壇を、と考えていても、やはり若い世代の方達にとって昔からあるような仏壇は正直選びにくいかもしれません。
インテリアを重視されるという方も中にはいますよね。

仏壇選びには宗派によって違いもあり、すると仏壇に祀るための仏具というものも変わってきてしまいます。
購入前には自分はどの宗教、宗派であるのか、無宗派なのかなどをしっかりと知っておかなくてはいけません。


家族など身近な人が亡くなってしまった場合には四十九日の法要までには仏壇を用意しておく必要があります。

仏壇のサイズはどれくらいが必要なのか、どんなスタイルのものがいいのか、予算はどれだけか、というようなことをよく考えながら選ぶことになります。

仏壇は一生に一度の買い物、というように言われています。
それだけ高価なものでもありますし、大切に大切に使うことで３世代にも渡って長く使われてる方もいるのです。

設置場所も重要です。
部屋の広さなど、生活スタイルによってもそれぞれ一番合っているものを選ぶことをおススメします。

そして仏壇にはグレードがあります。
金仏壇で金箔が施されているものを選びたいという人もあれば、とにかく安いものでかまわないという人もいます。
今やインターネットの時代でもありますから、いつ、どこでも仏壇を購入することが可能です。

でも、実際見てみないことには分からないこともあります。
手触りのよさや木の香り、使いやすそうなものなのか、大きさなども実際目で確認することが一番いいのです。

ですから仏壇仏具の専門店などへ一度足を運んでみるのがいいでしょう。
そして亡くなった人を思いながら、自分達の生活スタイルに合い長く使っていけるものを選びたいですね。